大根の染み込みをよくする下ごしらえのポイントと下茹での仕方

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お皿に盛りつけられた大根の煮物
大根の煮物は、味がよくしみこんでいるほうが美味しいですよね。

鍋で長めに煮ても、十分に味が染み込んでいないとガッカリしてしまいます。

かといって、あまり長時間煮込むのも煮崩れしてしまいそうで怖いし、ガス代もかかってしまいます。

時間をかけずに効率的に味をしみこませるには、大根の煮方ではなく下ごしらえがポイントになります。

今回は大根の選び方や切り方、下茹でと電子レンジを使う方法まで、下ごしらえのコツをお伝えしますので美味しい大根の煮物を作ってみてくださいね。

大根の染み込みをよくするには?

染み込みをよくするための下ごしらえのポイントは、「隠し包丁」です。

隠し包丁とは、輪切りした大根の表面に1センチ程度の十字の切り込みを入れることです。

この切り込みを入れると、味が染み込みやすくなりますよ。

さらに「面取り」をしてあげると煮崩れを防ぐことができます。

面取りとは、輪切りにした大根のふちを包丁でけずって丸みを出してあげることです。

輪切りの大根には「面取り」と「隠し包丁」がコツになりますが、一口大に切る場合はこの処理は不要です。

では、一口大の場合は方法はないのかというと、そんなことはありません。

切り方にかかわらず味を染み込みやすくするポイントがあるので、ご紹介しますね。

大根の下ごしらえのポイントは?

大根の皮を剥いている手元の様子
実は、美味しい大根の煮物を作れるかどうかは大根の選び方から始まっています。

  • 大根の選び方

大根は部位によって風味が異なるので、調理法ごとに使う部位を変えるといいです。

煮物におススメなのはちょうど真ん中の部分です。

クセがなく辛みも少ないですし、太さも同じなので見た目にもきれいに仕上がります。

ちなみに、葉に近い部分は甘みがあるのでサラダに、根っこの方は辛みが強いので大根おろしにするといいですよ。

もちろん、煮物をたくさん作りたいときは大根1本を丸ごと使ってOKです。

  • 皮のむき方

皮のむき方にもコツがあります。

大根は皮の周りに固い繊維があるので、ちょっと厚めに皮をむくのがポイント。

2~3ミリくらいの厚めにむいてあげると、口当たりがよく美味しく仕上げることが出来ます。


大根の下茹での仕方は?

水を入れた鍋が沸騰している様子
下ごしらえにはもうひと手間あります。

それは下茹でです。

下茹でをすることで大根独特のえぐみがなくなり、味も染み込みやすくなりますので、面倒がらずに手間をかけましょう。

下茹では鍋で煮る方法と電子レンジを使う方法があるので、それぞれお伝えしますね。

  • 鍋で下茹でする

大根は水から入れて、弱火で5~10分くらい茹でます。

米のとぎ汁があれば水の代わりにとぎ汁を使って茹でてください。

とぎ汁がない場合は一掴みのお米で代用しましょう。

茹であがりの目安は、大根がうっすら透き通って竹櫛がスッと通ればOKです。

  • 電子レンジを使う

切った大根を電子レンジで5分くらい加熱します。

繊維が壊れて味が染み込みやすくなるのです。

電子レンジの方が茹でるよりも簡単で効率的ですね。

何品も作っているとコンロが埋まってしまうこともあるので、電子レンジも積極的に使うと時間も手間も短縮できますよ。

さいごに

さいごにもうひとつ、大根に味を染み込ませるコツをお伝えしますね。

大根は冷めるときに味が染み込んでいきます。

なので、20分くらい煮込んだらいったん火からおろして冷ましてあげます。

煮続けないで火を止めるのがコツになります。

時間があるときは煮る・冷ますを何度か繰り返すと、味の染みわたりがよくなってとっても美味しく仕上がりますよ!

ぜひ試してみてくださいね。