スポーツでの外傷 応急処置は?小学生の部活で保護者が当番のときの心得

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白い救急箱と包帯などの応急処置の道具
小学生のころから、さまざまなスポーツに打ち込んでいるお子さんは大勢います。

小学生の場合のスポーツ活動は、保護者の見守り当番がつきものです。

その当番の際に気になることは、アクシデントがあった場合の対応方法です。

練習を休ませるだけでいいのか?すぐに保護者に連絡したほうがいいのか?

判断に困る場合も少なくないかと思います。

練習中で多い、打撲や擦り傷などの外傷時の対応方法について、簡単にお伝えしたいと思います。

スポーツでの外傷 応急処置は?

男の子の膝にできた擦り傷を消毒している様子
まずは、傷の状態を確認しましょう。

擦り傷のような、多少の出血がみられる程度で激しい痛みがない場合は、傷口を流水で洗い、砂などの汚れを落として下さい。

そのうえで、ばんそうこうやガーゼなどで保護して下さい。

傷口をきれいに洗浄できていれば、消毒は不要です。

激しい痛みがなければ、練習も続けて問題はないと思います。

あとは、帰宅してから保護者の方に傷口の処置をお任せすれば、大丈夫です。

打撲の場合は、まずは打撲部の腫れ、痛み、出血の有無を確認して下さい。

触れるだけでも激しい痛みがある場合や、自分で動かすことのできない状態や関節などの変形がある場合は、骨折の可能性があります。

骨折の疑いがある場合は、その部位を上下にはさんだ関節からまっすぐなもので固定して、動かないようにして下さい。

そのうえで、すぐに病院を受診して下さい。

腫れがある打撲は、すぐに冷やして下さい。

冷やしているうちに痛みが治まるようであれば、その後の練習は見学し、様子を見ていても大丈夫です。

痛みがひどくなる、腫れがひどくなるようであれば、骨折や腱などの炎症の可能性もあります。

早めの受診がいいと思います。

部活で保護者が当番のときどう対応する?

この時点で、多量の出血がある、激しい痛みがある、関節や手足の位置が普通とは異なり、明らかに骨折の疑いがある場合は、すぐに病院を受診して下さい。

そのような所見がない場合、緊急受診の必要性は低いです。

まずは、どのようにして外傷となったのか、お子さんに確認して下さい。

何かにぶつかったのか、転んだのか・・など外傷の原因を確認して下さい。

その後、出血がある場合は流水できれいに洗い、ガーゼなどで保護して下さい。

打撲の場合は、氷などで10分程度冷やして下さい。

痛みがなければ、その後の練習も本人が希望し、動きに異常がなければ参加しても問題はないと思います。

打撲の場合は、30分程度安静にしたのち、痛みがなく、その後の練習も本人が希望し、動きに異常がなければ参加しても問題はないと思います。

ただし、練習復帰後、痛みがひどくなったり、見ていて動きがおかしい場合は、すぐに練習を中止させて下さい。

小学生の部活 保護者への連絡は?

運動系の部活では、外傷はつきものです。

すぐに受診が必要と思われる場合以外は、保護者のお迎え時に今日の様子を伝え、あとの判断は保護者にお任せしたらいいと思います。

誰かのせいでケガをしたと思われてしまうのは、チームにおいてもあまりよい影響がありません。

子供同士の接触プレーでの外傷の場合、双方のトラブルになってしまうこともあるので、指導者からどういう状況でのケガとなってしまったか伝えてもらったほうがベターです。

まとめ

子どもの両膝の怪我に絆創膏が貼ってある様子
いかがでしたか?

小学生の部活の保護者の当番では、何かあったらと思うと不安がつきものです。

外傷はよくあるアクシデントです。

よくあることだからといって、そのまま練習を継続してもいい場合とそうではない場合があります。

子供の様子をよく観察して、保護者への連絡や受診の必要性を判断する目安にしていただければと思います。

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