いろんなことを経験させたい、知識をつけたいとの思いから、お子さんへさまざまな習い事をさせていることが多いようです。
その中でも、スポーツを選ぶお子さんも多いです。
この小学生のスポーツクラブや部活動の多くは、送迎や練習の見守りなど、保護者が当番制でサポートしている場合がほとんどです。
保護者の当番は時間的な負担もありますが、それ以上にアクシデントがあった場合、どう対応したらいいのか、不安に思われている方が多いと思います。
そんなときの基本的な対応について、お知らせしたいと思います。
部活動での応急処置、まず保護者がすべきことは?
小学生の場合、自分の体調不良の症状をまだうまく伝えることができないことがあります。
また、練習がきつかったり、いやだったりして、体調不良を訴える場合もあります。
どんな場合でも、まずは横になって衣類をゆるめ、風の通る涼しい場所で体を休めることがポイントとなります。
そのうえで、症状を確認していく必要があります。
しかし、声をかけても反応がない、呼吸をしていないなどの場合は、緊急を要する場合です。
救急搬送の必要があります。
小学生の応急処置、子供に確認することは?
体を横にした状態で、顔色の確認をします。
真っ青な状態であれば、貧血を起こしている可能性があるので、足元を高くした状態に姿勢を変えます。
それ以外であれば、頭を高くしていても構いません。
痛みのある場所や、腹痛・頭痛・吐き気の有無などの症状の確認をします。
吐き気のある場合は、顔を横にして、吐いても苦しくない姿勢にします。
真っ赤な顔をしていたり、水分を欲しがっているようであれば、本人が飲むことのできる量を慌てずに飲ませます。
体調不良の連絡をいつすればいいの?
声をかけても反応がないといった、意識を失っている、呼吸をしていない、激しく痛みや苦痛を訴えている場合は、救急搬送が必要な状態です。
迷わずに、救急車へ連絡して下さい。
それ以外の場合は30分ほど休ませて、症状が治まるようであればそのまま練習終了まで休ませ、迎えにきた保護者に今日の状態をお伝えすればいいと思います。
30分ほど休ませても症状が治まらない場合は、保護者に迎えの連絡をし、受診を促して下さい。
まとめ
いかがでしたか?
小学生の部活での保護者の当番は、何かと不安がつきものです。
アクシデントが起こると、些細なことであっても「大丈夫だったかしら?」「これでよかったかしら?」と人知れず思い悩んでしまいがちです。
また、小学生であれば、自分の体調について、まだきちんと人に伝えることができなかったりすることがあります。
ましてや、そばに母親など家族がいない場合はなおさらです。
しかし、そんなときでもこれだけのことができていれば、まずトラブルになることはありません。
何か突発的なことが起こっても、まず深呼吸して、落ち着いて対応すれば大丈夫です。